ソールが剥がれしまったハイキングシューズや登山靴は自分で修理できるのでしょうか?
この記事ではメフィスト製ハイキングシューズのソールが剝がれてしまいましたので、これを自分で修理できるかチャレンジしたレポートになります。
お気に入りハイキングシューズは傷んだからって捨てたくはない。少しくらいダメになってもまだまだ十分に履ける。
出来れば直して履き続けたい。
今回はソールが剝がれてしまったハイキングシューズをDIY修理で修理。
その方法とその修理してみた結果はどうだったかをご紹介します。
ハイキングシューズのソールが剝がれた
それではソールが剝がれたハイキングシューズを自分で修理してみます。
ソール剝がれの原因
なぜ靴のソールが剝がれるのでしょうか?
一言で言えば経年劣化で接着が弱くなったからでしょうが、ソール剝がれの原因は靴底とアッパーの間に水や砂が入ると剝がれの原因になります。
ハイキングシューズなどアウトドア用靴のソールに少しでも隙間がありますと使用環境が野外なのでどんどん砂が入ってめくれていくんですね。
ソール用接着剤を購入
まずはAmazonでソール修理の接着剤は何が良いか検索してみました。
一般的な登山靴やトレッキングシューズ、ハイキングシューズのソールはビブラムなどラバーソールが使われています。
セメダインやコニシなど数ある接着剤の中でシューグー(SHOE GOO)を購入してみました。口コミ数や評価で良いと判断しての購入です。
ハイキングシューズ接着(DIY)の手順
早速自分でハイキングシューズのソール接着してみたいと思います。作業工程は接着剤の説明書に書いてある順に進めていきます。
剥がれ具合の確認
靴本体とソールが剝がれる前に修理すればよかったのでが、気づかないで履いていて突然に右靴のソールが取れてビックリでした。急いで自宅に戻り現状を確認。左のソールにも隙間がありました。
取れたソールは水洗いして乾かしておきます。
汚れ落とし
小生のメフィストのハイキングシューズのソールはビブラム製ではなく、縁付きのソールになります。そのため既存の接着部分を削り接着力を高める工程を行います。
シューグー付属の紙やすり付きの棒で丁寧に接着面を削っていきます。削る事で新しい接着剤が付きやすくなる効果もあります。
接着剤を塗る
それでは接着剤をソールのエッジに満遍なく塗っていきます。接着剤自体は粘性があります。
本当はプライマーがあれば強力に固めることが出来るのですが、持っていないので丸一日(12~24時間)置いて乾かします。
へらでならす
塗った接着剤を付属のヘラでならしていきます。
接着剤は厚塗りではなく薄塗りの方が接着力が強くなるそうです。
ソールのエッジ周りまで均一に、塗り残しが無いよう塗布していきます。
接着
全体的に接着剤を付けたので靴本体とソールを合わせてくっつけます。
手でギューギューと押して圧着していきます。
結果はどうだったかな。
ソール修理は失敗
ハイキングシューズのソール剝がれ修理ですが結果は失敗に終わりました。
①つま先や甲の左右は上手く接着出来たと思ったのですが、購入したシューグー(SHOE GOO)と言う接着剤は粘着が少し弱く直ぐに剥がれ始めました。
②また踵の部分に隙間ができました。隙間に接着剤を追加で押込みましたがうまく付きません。
結果、DIYでハイキングシューズのソール修理は見事失敗に終わったのです。
靴修理店でも断られた
仕方なしに靴修理店で修理できるか相談してみましたが、ラバーソールの修理は難しいと言われました。
理由はエッジタイプのソールは製造時に熱で圧着するので、町場の修理店で熱圧着は出来ないそうです。
万が一直しても暫くするとまた剝がれてくる恐れがあるそう。
ビブラムのような底面がフラットなものであれば接着可能とのことです。
また元のメーカーで修理が可能な場合でも費用がおよそ1~1.5万円ぐらいかかるので、余程思い入れのある靴でなければ新しく買い直した方が良いとも。
まとめ
革靴の修理ならいざ知らず、ハイキングシューズや登山靴のソール剥がれ修理は無理だとわかりました。
大事にしていたメフィストのハイキングシューズは処分することになり、靴好きの小生にとって断腸の思いです。
これから山歩きの良い季節になってまいりましたので、心機一転新しいトレッキングシューズを検討してみることにします。