第一線の革靴を入れ替える、あるいは捨てるタイミングについて悩んでいます。
革靴はその耐久性と美しい外観からとても重要なファッションアイテムで、スニーカーと違って購入時も高価で長持ちするし頻繁には買い替えないものです。
しかし、時間が経つにしたがって革靴は摩耗し劣化してしまいます。
思い入れのある靴だったり、とても履きやすい革靴はなかなか捨てることができないもの。
それでは、いつ古くなった革靴を捨てればいいのでしょうか?
このブログでは、革靴を捨てるタイミングについて考察してみたいと思います。
革靴を捨てる時期は
では実際のところ、小生が26年履いているパラブーツを例にとり、そろそろお役御免で捨てようかなと思った条件を紹介します。
【25年使用】Paraboot(パラブーツ)のシャンボード!君はもうこの靴を履いたか?
磨耗の度合いを確認
良い靴=高い靴は長く履けることはクロケットジョーンズで紹介済みですが、革靴を日常使っていくなかで靴表面にキズついたり剥がれたり、また色褪せが目立ってきたりすることがあります。
これらは仕方がないことですが劣化のサインとして磨耗が進んでいることを示しています。
グッドイヤー製法などであれば1〜4回程度の張り替えはできるでしょう。またビブラムソールも張替えが可能。
このパラブーツのアウトソールは2度張り替えいます。26年間履いて2回張り替えているのでおおよそ13年毎に新しいソールにしている計算になります。何とも気の長い話ですね。
履き心地の変化
革靴は履き込むことで足にフィットしてくる特徴があります。
しかし、劣化が進むと靴の形状やクッション性が損なわれ履き心地が悪くなってくることがあります。
また、足に痛みや違和感を感じるようになったり、靴底のクッションが効かなくなってしまったりした時も要注意。
革靴をリニューアルすべきタイミングかもしれません。
修理の限界
もっと深刻な場合は、革の部分が薄くなってきたり、穴が開いてきたりした時です。
筆者でよくあるのが、バンプ(Vamp)爪先革横にひび割れが入ること。
雨に濡れた革靴を放置して乾燥するとかなりの割合でクラックが入ります。この場合は修理は難しいと言えます。人生で何度これで革靴を捨ててきたことか。
革靴は一定の範囲までなら修理やメンテナンスが可能ですが、劣化が進んだり、破損が著しい場合には修理が困難になることがあります。
そして、修理費用が高額になる場合はきっぱり廃棄して、新しい革靴を購入する方が合理的な選択になります。そしてまた新たに育てる楽しみが増えます。
まとめ
今回は、革靴を捨てるタイミング(パラブーツ編)について紹介しました。
革靴を捨てるタイミングは、その状態や使い心地によって異なります。
- 磨耗が進み修理が難しくなったとき
- 履き心地が変わってきたとき
- 靴修理の限界がきたとき
- 革靴修理の経済的負担が大きくなったとき
以上が、古い革靴を捨てて新しい革靴を買い替えるタイミングだと思います。
最終的な判断は個々の好みや状況によって異なるかもしれませんが、これらのポイントを考慮することで革靴の寿命を最大限に活かせると思います。