革靴は長く履くと、つま先がすり減ったり、ひび割れたりすることがあります。主にアウトソールが本革の場合、これが顕著に現れます。
このような場合、革靴のつま先修理をすることで、革靴の寿命を延ばすことができます。
当然修理に出せばに出せばきれいに直ります。
しかし、革靴のつま先修理の費用はどのくらいかかるのでしょうか?
革靴のつま先によく起きる問題
革靴はビジネスやフォーマルな場面で欠かせないアイテムですが、履き方や手入れによってはつま先に様々な問題が起きることがあります。
例えば、つま先が擦れて減ってしまったり、剥がれてしまったりすることがあります。これらの問題は見た目にも良くないだけでなく、革靴の寿命を縮める原因にもなります。
特にアウトソールが革で仕上げられている革靴は痛みも早く、また、高級品が多い。
高い費用を出してせっかく手に入れた憧れの靴ですが、意外と早く傷んできてショックを受けたのは私だけではないはずです。
つま先の擦れは修理に出したほうがいい
つま先の擦れは、革靴にとって最も一般的な問題です。歩行の際に地面と擦れることによって、靴のつま先部分は段々と減っていきます。
擦れ方や減り具合は人によって違いますが、普通に履いていれば必ず起きる現象なのです。
つま先の擦れは修理に出すのが最善だと思います。
自分で修理するのはかなり難しいですし、下手にやると革靴を傷める可能性もあります。時間も取られますし。
修理に出すタイミング
修理に出すタイミングは、ウェルト部分(ソールとアッパーを繋ぐ部分)が擦れる前です。
左右で擦れ方が違うと思うので、片方のダメージが進んでいたら修理しましょう。そのときは片方の靴だけでなく両方の靴を合わせて直した方が良いでしょう。
つま先の「擦れ」の修理方法と費用
修理に出す場合、つま先の補修材の素材を以下の3種類の中から選ぶことになります。
- トゥレザー:レザー製の補修材で、自然な仕上がりに見えます。しかし、耐久性は低いので頻繁に修理が必要です。費用は約3,000円程度
- トゥラバー:ゴム製の補修材で、耐久性や滑り止め効果があります。コスパは良いですが、見た目は少し不自然です。費用は約2,000円程度
- トゥスチール:金属製の補修材で、耐久性が抜群です。しかし、歩く際に金属音が鳴ったり、床を傷つけたりするデメリットもあります。費用は約3,500円程度
つま先修理をご自分でされたい方には、トゥスチールをインターネットで購入することもできます。
つま先の「剥がれ」修理のメリット・デメリット
革靴のつま先修理にはメリットとデメリットがあります。
メリット
修理のメリットとしてせっかく高いお金を出して買った靴ですし、貴方の足に馴染んできたとことでその靴を手放すのは惜しい。
修理しないまま履くともっと不具合が進行していきますし。
おしゃれは足元からと言いますので、いい靴をきちんと手入れして長く履くほうが費用対効果も高いと思います。
デメリット
革靴のつま先修理のデメリットは、修理に時間がかかることや、修理後の仕上がりに満足できない場合があることです。
ただし、つま先修理をお考えの方は替えの靴を何足もお持ちだと思いますし、靴休めぐらいとお考えいただいてゆっくり待つことに。
修理屋の良し悪しは、インターネットの口コミ等を参考にするしかないでしょう。できれば実店舗で店長をゆっくり話しながら納得して店決めすることを勧めます。
まとめ
以上、革靴のつま先修理についてご紹介しました。
革靴を修理屋に依頼していいかどうかは、革靴の状態や持ち主の予算や好みによって異なります。
一般的には、傷や汚れ程度なら自分で手入れをし、底がすり減ったり穴が開いたりしたら修理屋に出し、全体的に劣化している場合は新しいものに買い替えるというのが良いでしょう。
ただし、どの方法を選ぶにしても大切なことは、革靴を定期的に手入れして清潔に保ち、長く使えるようにすることです。
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