バーウィックBerwick1707って名前の輸入シューズブランドは、価格と品質のバランスが良い革靴のスペインのブランドですが筆者も一年前までは知りませんでした。
学校を卒業後会社人になると一般的には革靴を履く機会が多くなると思います。
日本のビジネスシューズメーカーであれば「リーガル」「スコッチグレイン」などが挙げられますが、初めてバーウィックの革靴を購入し1年間履き込んだのでその品質やサイズ感のレビューをします。
バーウィックBerwick1707はスペインの革靴メーカー
バーウィックはスペインの革靴メーカーで日本では殆ど無名です(だと思います)。
どんな靴を作っているかというと、英国のクラシックテイストとイタリアやフランスのデザインを上手に融合させたバランスの取れた革靴です。
製法はグッドイヤーウェルト製法による高品質な革靴・紳士靴は価格も良心的で欧州を中心に高い評価を得ています。近年は日本やアジア地域にも広がり始めているブランドです。
バーウィックBerwick1707の歴史
ブランドネームにもありますがバーウィックはの歴史は、1707年スペインのアルバンサで重大な戦いが起こりバーウィックの公爵 (Duque de Berwick )が決定的な勝利を収め、フィリップはスペインの王座を宣言したのを記念して付けられています。
1871年1月24日、Charles Goodyear Jr.は革製の裁縫用の機械を特許出願し、1883年ヤン・エルンスト・マッツェリガー(Jan Ernst Matzeliger)は耐久性のある靴の製造方法を特許出願し、安くて良質な革靴の製造がはじまります。
バーウィック Berwick1707 シューズの特徴
バーウィックの靴はグッドイヤー・ウェルテッド製法で作られています。
1871年にチャールズ・グッドイヤー・ジュニアによって発明されたプロセスによって構築された製法の靴は、200以上の別々の作業で構成され、2日間の作業後に切断がウエルトに縫い付けられ、これもまたインソールに縫い付けられる靴底に別々に縫い付けられ、足を寒さ・熱および水から足を守る当時としては画期的な製法でした。
コルクで満たされたミッドソールが2枚の革の間に塗布され、使用することによって、最終的に足に合わせたテンプレートが形成されます。
それらを長く持続させることに加えて、この構造の品質は、靴底の摩耗の兆候があるときには靴を修理することを可能にしています。
そして、Berwick 1707シューズは、Du PuyやD’Annonay(革製品用)、Dainiteラバーソール、ミッドソールとライニング用の凝集コルクなどがすべてイングランドから輸入されています。
バーウィックのダブルモンクのディテール
スペインのシューズメーカーと言えば「ヤンコ(Yanco)」が有名ですが、私がヤンコの靴を買ったのはそれも20年以上前で伊勢丹新宿店のセールで購入したと思います。
元々の靴好きな私ですがバーウィックは未体験で、インターネットで知っていろいろと調べてみました。
なんとバーウィックはBEAMSで購入できるみたいでお気に入りのダブルモンクもあります。
でもやはり雑貨などはウェブショッピングでもいいのですが、靴に至ってはやはり試し履きをしないと心配になりますね。
サイズは元より、ワイズやトウの高さ革質、カラー、ソールの仕上げ・厚みなどやはり納得できないと満足に買えませんから。
購入した靴はBerwick 4484 / バーウィック / ダブルモンクストラップシューズ(カーフレザー)。
ショップでサイズ合わせをし実測は25.5cmなのでUKサイズでいう6 1/2(シックスハーフ)です。
親指先に若干のクリアランスはあるもののほぼジャストサイズです。
革靴の場合、履き込むにつれて広がって各自の足の形にあってきます。
最初は大変ですがこれがまた楽しいんですね。
もし大き目サイズを買ってしまってもインソールを入れることで何とかなることもあります。
この靴の作りはなかなか良いものですが、革の質は値段相応。
コストパフォーマンスは優れていると思います。
グッドイヤー製法なのでソールの張り替えも可能。
ソールはレザーソールタイプとダイナイトソール(イングランド製)のタイプがありましたが、ダイナイトソールの方を選びました。
なぜなら仕事柄雨の日でも問題なくガシガシ履けるビジネスシューズを探していたからです。
このダイナイトソールは優れもので、硬さはあるのにしなやかで反り具合も及第点です。
また、裏面のイボもしっかりとしたグリップで雨の日の階段も滑らずに歩行できます。
また姿勢が悪いのか履いていると踵がすぐ削れてくるのでこのヒールだと耐久性もあるかなと思います。
バーウィックを一年間履いた感想
購入してまず一番にしたことは、この靴のワイズは狭めだったので、急いでブラッシングしデリケートクリームを塗った後、シューズストレチャーで足がキツイ部分を確かめながら広げていきました。
履いては伸ばし、伸ばしては履きの繰り返し。
週2回程度のローテーションで、自分の足に丁度いい履き心地になるまでおよそ半年。
やはりラテン系デザインの靴は足幅が広い日本人にはかなりきつかったです。主に小指の付け根と甲が狭かったでしょうか。
3か月を過ぎた辺りで段々と足形に馴染んで足の痛みは無くなりました。
結果的に買って大正解。
既存の有名ブランドにも全くひけをとらずクオリティーとスペック、それに対する価格は本当にお買い得なビジネスシューズと言えます。
購入したダブルモンクの他にも様々なタイプがありますので、次はUチップかプレーントゥが狙い目でしょうか。