「SOUNDMAN(サウンドマン)」ってファッションブランドをご存知でしょうか。
メジャーブランドではないのですが「英国好き」「ミリタリー好き」ならぜひこのブランドを知っておいて損はないでしょう。
ファストブランド全盛の中でしっかりした作りで、長く着れて、飽きが来ない、流行にも左右されない服には愛着が湧きますからね。
そんなオールディーズなアパレルブランド【Soundman】の数ある名品の中から今回はカバーオール「バーミンガム」の紹介ブログになります。
サウンドマンとは?
Soundmanの服と筆者が出会ったのはおよそ6年前の伊勢でした。
ふと立ち寄った新宿本店別館のメンズコーナーのハンガーに掛かっていて、元々ミリタリーファッション好きだったのでさりげなく手に取り羽織ると有名ブランドにないディテールと雰囲気が気に入りそこで購入したのが最初でした。
Soundmanについて説明すると、ブランド代表者は今井 千尋(イマイチヒロ)氏。
ブランドコンセプトは Stylish-low-tech clothes (スタイリッシュ・ローテク・クローズ)。
基本は1940年代からの英国などの労働者やミリタリーの服をリデザインして現代風にアレンジしているのが特徴。
素材にもこだわりがありコットンギャバジンやコットンモールスキン、ハリスツイード、コーデュロイなどは筆者も好む素材を使っている服が多い。
[Soundman]のブランドの由来はSound=Coolの意で、イギリス人が「かっこいい!」と言う時に「Sound!」という言葉を使うらしい。
そこから「かっこいい男」「イカしたヤツ」=Soundman(サウンドマン)にしたと聞きます。
サウンドマン定番の「バーミンガム」とは
では筆者所有のサウンドマンを代表するカバーオールジャケット【Birmingham (バーミンガム)】をご紹介します。
この「バーミンガム」は 古き良き時代のバーミンガム(イギリスの工業都市)の鉄工所のユニフォームをイメージしたカバーオールです。
一言でいうとワークウェアですね。
カバーオールとは?
因みにカバーオールとはもともと作業着として用いられていたワークジャケットのことでが丈夫なことが必然。
手荒に使っても破れたりせず長く着用できることが求められます。
素材はデニムなどの丈夫な生地が一般的でLeeのカバーオールなどが定番ですね。
バーミンガムのディテールとコーディネート
Soundmanの「バーミンガム」カバーオールもタフさが備わっていますが、そこは英国基調のデザイン・現代的なシルエットなので野暮ったくはありません(デニムのカバーオールはおじさんには辛いものがある)。
ディテールはスマート且つ古着風。
この落ち着いた雰囲気が好きなんです。
左右にはパッチポケット。更に右上にファスナー付きのチェンジポケット。
左胸ポケットにはペン差しも付いていて凄く実用的な配置。
赤いステッチがアクセントになっている。
生地にはオリジナルのウォッシュ済みのコットンドリル使用で打ち込みが強く、染色後の樹脂加工でハリのある生地感に仕上がっています。
バーミンガムのボタンも特筆すべきもの。
このオリジナルボタンはスプレーペイントの後、磨きを入れるエイジング加工を施されたメタルチェンジボタンを使用。
ライオンと王冠のモチーフはこれも古き『United kingdom』を印象付けるものです。
袖部分は開口しないものの袖付けやカッティングなどはテーラードの要素を取り入れているため着やすく着こなしの幅も広くコーディネートもし易い。
筆者の場合インナーにはニットポロやフランネルシャツを合わせることが多いですがコーディネートはし易いと思います。
襟は大きく硬いので襟を立て気味にするとまたカッコイイです!
前ボタンを全部閉めると学生服風に見えなくもないので年代・お好みに応じて対応してください。
素材は綿100%。日本製になります。
バーミンガムのサイズ感は?
『バーミンガム』のサイズ表も記載しておきます。
サイズ | 肩幅 | 身幅 | 着丈 | 袖丈 |
---|---|---|---|---|
36(S) | 44cm | 53cm | 70cm | 63cm |
38(M) | 46cm | 55cm | 72cm | 64cm |
40(L) | 48cm | 57cm | 73cm | 65cm |
筆者の場合身長は170センチ、体重は62キロなので【38(M)】を着ております。
バーミンガムはワークウェアなのでゆったりめにサイジングされていますので、キツイといった感じはありませんが袖はタイトな印象です。
まとめ
今回は「サウンドマンの『バーミンガム』を紹介するブログ|このカバーオールは秀逸だ!」というテーマについて書いてみました。
Soundmanの服はバブアーやクロケットジョーンズなどの格調高い英国紳士服とはまた違い労働者向けワークウェアスタイルとして、カジュアルダウンしたいときに着たい一着なのです。